にわかがニート・ニート・ニートを9回観るまでのはなし。

私ははてなブログを読むのが好きだ。

気になった芸能人がいたり、ハマったドラマや舞台があったりすると、すぐにはてなブログで検索する。

そんな私が初めてはてなブログを書いてみようと思った。


私が森田美勇人くんやLove-tuneを好きになったのは、多分今年の7月頃。

美勇人くんやLove-tuneのファンの方がYouTubeにあげていた動画を見たことがきっかけだった。

元々4年前ぐらいまで関ジャニ∞が好きで、背が高くてどこか残念なジャニーズ にハマりやすい私が、背が高くてビビりな美勇人くんに落ちるのは必然だったのかもしれない。


なので、美勇人くんを知ったときはすでにLove- tuneはもうほぼ活動をしていなかった。


Jrはいつ退所して華やかな世界からいなくなってしまってもおかしくない。

それはよくわかっていた。

でも、美勇人くんの沼にハマるのをやめられなかった。


ガムシャラを見れば美勇人くんのビビりなリアクションに大笑いし、コメントの秀逸さに惹かれていった。

少クラを見れば0番でガシガシに踊る美勇人に目が奪われた。


にわかな私は情報局に入っていない。

もちろんライブも行ったことがない。

もし美勇人くんがデビューしたら、そのときにファンクラブに入ってお祝いしたい、と思っていた。


そんな中、ニートニートニートの公開日が決まった。


勤労感謝の日ニート達が動き出す


最初の劇場の発表の段階では、県内は3ヶ所しかなく、どれも電車で行くしかない距離だった。

でも、上映される劇場がどんどん増えていった。

その中にチャリで25分で行ける距離の映画館が含まれていたため、公開したらそこに通おうと決めた。


そして、10月14日に奇跡が起きた。


その日私は新国立劇場に行っていた。

「いまを生きる」を観劇するためだ。


観劇が趣味の私は、美勇人くんを知る前にこの日のチケットを取っていた。

美勇人くんについて調べたときに、以前Travis Japanというグループに所属していたことを知り、どっかで聞いたことあるなぁと思ったら、この舞台でだった。

ちなみに、これは私の推しであるハンサムな俳優さんが所属している某事務所枠で取ったチケットだった。

確か、ジャニーズ Jrが出るし、永田崇人くんはリューンや宝塚BOYSを観て、気になっていた俳優さんだから観に行ってみようと思ったんだと思う。

美勇人くんを好きになった後、チケットがあることに気付いた私は、過去の自分を褒めた。


(宝塚BOYSに仲田くんが出ていたことを知ったのも、チケットを取ったあと。でもそれも某事務所枠なので、チーム違いだった。)


観劇まで、美勇人くんの友達が出る舞台を観れるということが嬉しく、楽しみだった。

どこかで、あわよくば美勇人くんも来ないかなぁという期待もしていた。

それまで見学に来ていなかったし、いつか来るだろうと思っていたから。


座席に着くと、客席の前方が潰れていて、実質2列目の、どセンター。

めちゃくちゃ観やすい席だった。

観劇直前、キョロキョロしていた私はすぐに背の高い男性が1番後ろの席に座るのを見つけた。

美勇人くんだった。

周りがザワザワしだして、やっぱり本人だよな、と確信した。

まさか本当に観劇がかぶるなんて思ってなかったから、心臓はバクバクだった。

いけないことだとわかっていても、マナー違反だとわかっていても、観劇中少しだけチラチラと後ろを見てしまった。


カーテンコールで客席が明るくなると、隣には京本くんがいるのがわかった。

親友と来ていたのか…

そこはただの京本会だった。


美勇人くんの登場により、どうでもよくなつた感もあったけど、舞台自体はとっても面白かった。

今日の段階で今年は33の舞台を観に行ったけど、その中で個人的にランキングをつけるとするなら3位だ。(1位じゃないんかい)


そんな奇跡が起きつつ、ニートニートニートの公開日か近づいてきた。


チャリで映画館への行き方や、かかる時間を確認しつつ、チラシをもらいに行った。

ニートニートニートのところにだけ、「こちらのチラシお1人さま1枚まででお願いします。」という注意がされていて、誇らしかった。

私は律儀に1枚だけもらって帰った。


前売り券の発売の日は、映画館のオープンの時間に行った。

8:45オープンで、8:47に着くと、前売り券はすでに売り切れていた。

田舎だと思ってナメていた。

前売り券は買えなかった。

ただ往復約1時間チャリをこいだだけだった。


そして、ついに11月23日。

1回目のニートニートニート

その直後に、2回目のニートニートニート

舞台やライブで1日2回公演はあっても、映画を1日2回観るのは初めてだった。


公開してから、できるだけ映画館に通った。休日と、早番の日は観に行くようにした。


映画の宣伝で、テレ東の番組に出ると知り、録画をした。

時間ができたときにゆっくり見ようと思っていた。

いざ数日後に見ようとしたら、録画のリストのところに録ったはずの番組がなかった。

母が録画を消していた。

「もしかしたら美勇人くんがこれからもうテレビに出ないかもしれないのに」

そんな未来あるはずないのに、そう母に怒りたかった。

でも、母には怒れず、すぐに録画を見なかった自分を責めた。


11月30日は、18:40からの回を観に行った。

終わって家に帰り、ツイッターで美勇人と検索。

すると、退所の文字が目に入った。

ついに来た。

来てほしくないと、来るはずがないと思い込んでいたけど、来てしまった。


悲しかったけど、にわかのわたしにそんなことは言っていられない。


それよりも、退所の発表があったことに驚いた。

Jrが退所を発表することは異例だ。

学業に専念するため、退所を発表し、ライブで櫻井翔くんに花束をもらった小原裕貴くん以来だと思う。

異例の発表をしたLove-tuneはやっぱりかっこよかった。


もっと早く美勇人くんの良さに気付けばよかった。

なんで、毎週少クラを見ていたのに、ジャニーズ WESTが歌い終わったらテレビを消していたんだろう。

なんで、毎月FINE BOYSを立ち読みしていたのに、杉野遥亮くんのページだけ見て雑誌を置いていたんだろう。


後悔してもキリがない。

今自分にできることは、ニートニートニートを観に行くこと。

最寄りの映画館の上映が終わるまで、わたしは9回観ることができた。


1番好きなセリフは、キノブーが月子に「ん?」と聞いたセリフ。

個人的ポイントは、レンチがお風呂上がりに使っていたバスタオルが、自分の家にあるのと同じだったこと。


今でも、また7人で歌っている姿、笑っている姿を見せてくれるんじゃないかと思っている。

だって、わざわざ7人同時に退所を発表したんだよ?

本当は、公開が終わったら、改めてまた原作を読もうと思っていた。

でも、それは美勇人くんが、7人が、新しいステージで輝き出したらにしようと思う。

安心できたら、読むことにする。


人類はまだ時間の概念に慣れていない


だからきっと、そのときはすぐに来るだろうと思う。


私は映画を観ながら、必ずカルピスを飲んでいた。

ただ、好きだからという単純な理由だけど。

これから先、カルピスを飲むたびに、ニート達のことを思い出すだろう。